シカラ ブランドストーリー

きっかけ

想いを現実に、異業種からの挑戦。

コロナ禍、主要事業(ウェブ制作事業)の一時的な低迷を早期に予測し、新規事業を考えました。

アフターコロナを見据え、旅行や買物に欠かせない<新しいアイテム>がきっと必要になる。

スマホと長財布が余裕で入る<ミニバッグ>をつくる!

使い勝手がよく、性別問わず様々なスタイルに合わせられ、できるだけ環境に配慮した本革製品をつくります。

試作を繰り返し、<こだわりある皆様>に納得の品質でご提供します。

なぜ野生動物の皮なのか?

自然環境破壊問題として、テレビやネットニュースに取り上げられている<野生動物>の<皮>に注目しました。

日本各地で<野生動物>による森林や農業被害が続いています。

令和4年度の<イノシシ><シカ>による被害額は101億円に及びます。

<害獣>として捕獲、専門工場で肉や骨は加工されるが、利用価値の無いと思われいている<皮>はほとんど捨てられているのが現状です。

同じ地球に住んでいる生き物(動物)として非常に残念だと感じます。

資源を無駄にしている、もったいない

野生動物が生きた証として、<皮>を無駄なく<アップサイクリング>し、新たな価値を与えたい。

すべてはここから始まりました

企画、デザイン、製造(OEM)、販売を有限会社ユアスタイルがすべて行い、縫製工場と連携し、<確かな品質>と<より良いデザイン>に仕上げます。

今後の展開

日本各地で問題となっている<野生動物>による森林・農業被害を食い止める一助となり、自然環境の改善につながるブランドへと成長させていきます。

ブランド

コンセプト

廃棄皮をプレミアムに

捨てられるものに新たな価値を。
<シカ>の美しい姿と高貴なイメージでコンセプトにも合致します。

chicala(シカラ)とは
アミノ酸の化学構造式

異業種から参入、ライフスタイルブランド

フランス語でしゃれた気の利いた意味の<Chic(シック)>と生命の根源物質<アミノ酸<ala(アラ)>を組み合わせた造語です。

特長的な<形状>、野生動物が<生きた証>から名付ける。

※ala(5-ala)=アミノレブリン酸。地球上のさまざまな生命、例えば植物や動物などが普遍的に作り出している「アミノ酸」の一種です。出典 SBI Pharmaより

ロゴマーク

ロゴマークのシンボルは、生命が活動する場所、陸、海、空の<自然環境>を表しています。

ロゴマークシンボル

陸 ✕ 海 ✕ 空

(動物 ✕ 人間 ✕ 環境)

伊豆半島、東の相模灘、西の駿河湾
伊豆半島中央部をJの字に走る天城連山

見た目で読むと<チカラ>になるため、chicとalaの間に<・>を入れ、意図的に<シカラ>と読みやすくしています。

皮革の特徴

シカの生息域

シカは、北海道から九州まで広く分布し、森林と草原の中間、林地、緑地、里山などの環境を好みます。

特に、北上高地、房総半島、八ヶ岳から南アルプスにかけての地域、近畿北部、紀伊山地、四国東部、九州北部や西部などは生息密度の高い地域と推定されています。

皮の加工

国内の提携工場で丁寧に鞣して柔軟性・耐久性をもたせた<革>にします。

この工場は、自社で排水用の<水処理施設(1次、2次)>、<植物由来の薬品>を取り入れて環境に配慮した取り組みをしています。また、地域経済の活性化にも取り組んでいます。

原皮の塩漬け状態(リアルなのでモノクロにて表示)

※許可を得て撮影しました。

主な作業工程

  1. 原皮を数週間塩漬け、できるだけ水分を出し、同時に腐食を抑えます。
  2. 洗浄、脱毛、鞣し剤の吸収する状態にします。
  3. クロム鞣しを行い、皮から革へ変化させます。
  4. 所定の厚さに揃えます。
  5. 必要に応じて再度鞣しを行います。
  6. 染色を行い、乾燥させます。
  7. 銀面のツヤ出し、耐久性のための塗装を行い、ドラムに入れて革をもみほぐします。
  8. シワが発生するため、引き伸ばす作業を行います。
  9. 傷つきにくい最終塗装を行います。
  10. 検品し、縫製工場へ出荷されます。

こだわりの製造

革の選定と裁断

自然環境に生息した<シカ>は、個体ごとに異なる傷があり、これは<生きた証>です。

大きな<傷>は職人がうまく避けます。

数ミリの<傷>は許容範囲内とし、これを<味>(個性)として活かしています。

これらの理由から、シカ1頭からバッグ約1〜1.5個分しか製品をつくる事ができません。

残念ながら端材を少し排出します。

縫製工場

創業1988年の縫製工場です。

この工場では、多数の自社ブランド、横浜元町本店の有名ブランドバッグの製作も行っています。

職人が丹精込めて製作します。

裁断、漉き加工済みの革
キルティング準備作業
キルティングミシン縫い作業

※許可を得て撮影しました。

デザイン完成まで

デザイン案
①デザイン案(2022.7)
②デザイン案(2022.10)
試作品
③試作品1号(2023.6)
④試作品2号(2023.12)
⑤試作品3号(2024.7)
⑥試作品4号(2024.10)最終仕様 1
⑥試作品4号(2024.10)最終仕様 2

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